加古川・高砂・明石・姫路で腰痛、寝違い、足のトラブルのため整体・鍼灸、ケガの治療ならふじい整骨院

「マッサージ機を使っても肩こりや首こりが全然良くならない」
「もう、数年前から肩こりや首こりが続いている」

 

このような肩こりや首こりでお悩みだった患者さんより喜びの声を頂戴しました。

マッサージをせずに首こりが改善した理由

 

こんにちは、兵庫県加古川市でふじい整骨院を開業しております、院長の藤井憲之と申します。

 

この度のブログは、マッサージをしてもなかなか楽にならない首こりや肩こりの対処方法についてまとめています。

このブログは、当院に50代の女性の患者さん(以下Aさん)が首の痛みを訴えて来院されたことがきっかけで作成しました。

 

初めて来院なさったときには、

「首こりのせいで横になっているのもしんどい」

「肩こりがひどいから高価なマッサージ機を購入した。でも、全然効かない」

と、教えてくださいました。

 

Aさんは首の痛みで病院へかかったのですが、レントゲンを撮っても首には異常が見られなかったそうです。

湿布をはり、痛み止めを飲んでみたものの、なかなか首の痛みやこり感が取れない状況が続いていました。

 

そこで、マッサージ機を購入して、首や肩をマッサージ機でほぐすとさらにコリや痛みがひどくなってしまったとのこと。

 

色々と悩んだ末に、当院に来院なさいました。

Aさんのお話を伺うと、大変だったことを教えてくださいました。

 

 

しかしながら、どうして肩こりや首こりに対してマッサージをすると悪化するようなことが起こるのでしょうか?

 

この度調べてきたことを、ブログにまとめました。

 

もし、長引く首こりや肩こりでお悩みでしたらこのブログを最後までお読みください。

 

首こりがひどくなると、痛みや吐き気までする理由

まず、当院でAさんのお体を検査させていただくと、首の周りの筋肉が腫れた状態で、炎症を起こしていました。

 

また姿勢を見ると、首と骨盤に対して体が歪んでいる状態になっていたのです。

 

そこで整体と鍼灸治療によってお体の調整をさせていただきました。

1週間後に来院された時には「ずいぶん楽になった」とおっしゃっていました。

 

ですが、2週間後に来院された時は体の歪みが戻っていました。

 

「あれ?」と思い、何をされたのかお尋ねすると、「実は首がこってきた時にどうしても気になっちゃって。最近マッサージ機を買ったから、それで毎晩ゴリゴリやっていました」と教えてくださったのです。

 

首こりや肩こりに対して強いマッサージで引き起こす影響

 

 

ゴリゴリとマッサージをすることで体がどんな反応を起こすのでしょうか?

例えば、柔らかい食パンがあるとします。

その食パンを強めに押さえると断面は凹みませんか?

 

これと同じ原理で、マッサージによって体の筋肉を押し込むと、パンを奥の方まで押し込んでしまうような状態を引き起こす可能性があります。

 

筋肉の中には血液が流れていますが、筋肉が柔軟性を失い硬くなると、血の巡りを悪くすることになります。

 

血の中には酸素や栄養が含まれており、内臓や脳、神経、皮膚、筋肉といった様々な器官に栄養を送り届けています。

 

しかし、マッサージによって筋肉が硬くなると血の巡りを阻害し、首こりが治りにくい状態になります。

 

例えるなら、庭に水やりするホースがねじれたら、水が出にくくなるのと同じです。筋肉がかたくなると、ホースがねじれるのと同じように、血流が制限されることになります。

 

 

また、強いマッサージは筋肉を凹ませるだけに収まらず、筋肉の組織を潰し炎症を起こすこともあります。

 

Aさんのお体はマッサージ機によって、首こりや肩こりは良くなるどころか、首の筋肉に炎症を起こした状態となっていたのでした。

 

そこで、Aさんにマッサージ機を使用する代わりに、あることをお伝えさせていただきました。

 

すると、驚くほど首こりが改善してきたのでした。

 

ひどい首こりや肩こりをマッサージせずに自分で治す方法

 

 

Aさんにお伝えした、首こりや肩こりで凝り固まった筋肉を柔軟にする方法をご紹介させていただきます。

 

まず、肩のこり感があるところを軽くさすっていただくことです。

え、そんなことだけで?
と思われるかもしれません。

実は人の体は強い刺激を加えるより、ゆっくりさすることによってリラックスする効果があります。

 

ポイントは、肩や首の筋肉の硬いところ(コルところ)をアリが這うような速さで、ゆっくりとさすることによって心身ともにリラックスできる作用が働きます。

首こりや肩こりはマッサージより撫でる方が効果的

 

 

人を触るタッチの研究をしている桜美林大学の山口創先生の論文を引用させていただくと、

“C触覚線維が発火する物理的な条件は「柔らかさ」と「ゆっくりした速度」の2つである。特に速度は重要で,およそ3 cm から10 cm 程度のゆっくりした速度にのみ反応する。この C 触覚線維の発火によってもたらされるのは,快感ばかりではなく,自律神経の副交感神経の活動が高まり,リラックス効果があることもわかっている。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/koshohin/46/1/46_460106/_pdf

(参考文献:リンク先)

つまり、体の表面をゆっくりと撫でることで、神経までリラックスする効果があります。

私たちの体はリラックすると、血の巡りが活発になり睡眠の質まで高くなります。

その結果、体の疲労も回復し、首こりや肩こりも和らぐ効果を期待できます。

 

ゆっくりと撫でることで、回復力が高まるので、ぜひお試しください。

 

回数としてはコリ感のあるところを、4回〜5回ぐらいゆっくりと撫でるだけで十分です。

こり感があるところを、ゆっくりと筋肉の上をアリが這うような速さで、往復4回〜5回なでてみてください。

 

撫でる強さは小さなお子さんをあやすように、軽く撫でるような感じでさすると効果的です。

 

もし、こっている所が手の届かない箇所であれば、こっている箇所の周辺を軽く撫でるだけでも十分効果が感じられます。

こっているところ、痛いところだけではなく、少し離れたところもさするようにしてください。

 

頻度としては朝 昼 晩3回、気になった時にゆっくりさするだけでも十分効果があります。

 

※ この度のブログを動画にまとめております。
参考にしていただけますと幸いです。

 

 

マッサージをしても首こりが治らない時はご相談ください

 

 

この度のAさんが再来院された時、「マッサージをずいぶん我慢しました」とおっしゃっていました。

実際にマッサージをやめたことで首こりはひどくならず、症状も軽減しておりました。

そして、施術開始から1ヵ月経った時には、首こりもかなり楽になったと教えてくださいました。

 

Aさんには2ヵ月の間に5回の施術をさせていただきました。

 

最初はかなり首の痛みもこり感も強かったそうですが、施術とこの度の対処法を行っただけで日を追うごとに良くなっていったと教えてくださいました。

 

Aさんが初めて来院なさった時に、まず発せられたのが「寝ても覚めても痛い」「もう拷問のような生活です」ということでした。

 

Aさんと同じように首こりでお悩みでしたら、この度お伝えした首こりの部分を撫でるケアを実践していただくことで良くなってくる可能性があります。

 

ですが、この度ブログでお伝えした首こりの対処法を行ってもなかなか改善しない場合は、他にも何か原因がある可能性があります。

 

 

そんな時はお早めにご相談ください。

 

最後までブログをご覧いただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

(柔道整復師・鍼灸師 藤井憲之 監修)

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