加古川・高砂・明石・姫路で腰痛、寝違い、足のトラブルのため整体・鍼灸、ケガの治療ならふじい整骨院

「1年前に捻挫をしてから何度も転倒するようになった」
「半年前に捻挫をした足首がまだ痛い…」

このブログを読むことで、たびたび足首の捻挫を繰り返す時の対処法が身につきます。

過去に足首を捻挫してから何回も転んでしまう理由

こんにちは、兵庫県加古川市でふじい整骨院を開業しております、院長の藤井憲之です。

 

当院の患者さんから、

「半年前に捻挫をしてから、よく転んでしまう」

「1年前に捻挫をしてから腰痛や肩こりがひどくなった」

といったお悩みを伺う機会があります。

 

実は、このようなお悩みはたくさんの患者さんから寄せられています。

数ヶ月前に足首を捻挫してから痛みや腫れは良くなったが、捻挫をした後からたびたび足を捻る。

捻挫をした後から、肩こりや腰痛といった不調が起こるというお悩みを伺います。

 

もう、捻挫の痛みや腫れは治ったにもかかわらず、どうして体の不調が続いているのでしょうか?

このブログでは、過去に捻挫をしてから体の不調が起こる時の対処法をまとめています。

 

過去に足首の捻挫をしてからよく転倒するようになった。

あるいは、捻挫してから体の不調が続いている。

 

そういった症状でお悩みでしたら、このブログをお読みいただくことで対処法が身につきます。

ぜひ、最後までお読みください。

 

半年前に足首の捻挫をした後に、体の不調が起こる原因

 

このブログを作成したきっかけは、当院に肩こりでお悩みの50代女性の患者さん(以下Aさん)が来院されたことです。

 

Aさんにお話を伺うと、『3ヵ月前に足首を捻挫した』と、教えてくださいました。

最初は捻挫をした足首に痛みがあったものの、2週間経った頃には痛みもなくなったために、処置をしなかったようです。

3ヶ月が経った今では、足首の痛みはないと教えてくださいました。

 

しかし、Aさんに片足で立っていただくと、明らかに捻挫した側の足ではふらつきが出て、立てない状況だったのです。

また、姿勢を見ると明らかに体が左側に傾き、歪んでいる状態でした。

エッフェル塔のように体が傾いている状態では生活ができません。

このような姿勢では、斜面に立った状態で生活していることになります。

 

Aさんのお身体は、斜めの状態では視線を真っ直ぐに保つことができないため、首や肩の筋肉を使ってバランスを取っていたのでした。

 

その結果、ひどい肩こりになっておられたのです。

 

足首の捻挫の治療は痛みや腫れを取るだけが目的ではない

では、足首を捻挫した際に適切な処置をしないと、どうして再び捻挫を繰り返してしまうのでしょうか?

 

足首を捻挫するときは、足を踏み外し足首を捻る。

あるいは、急にバランスを崩して足を捻ってしまう。

 

このような機序で足首を捻挫される方が多い傾向があります。

 

そして、Aさんと同じように足を捻挫しても、数日すれば痛みや腫れも治ることがあるため、処置をしないこともあります。

 

しかし、軽度の捻挫でも後々お体に影響してくるケースはあります。

だからこそ、捻挫をした時の処置はとても重要です。

 

「捻挫をした時に適切な処置が必要なことはわかった! でも、なんで捻挫をしたあとに肩こりや体の不調が起きるねん!」と、思った方も、まだ少しだけお付き合いください。

 

なぜ足首を捻挫することによって、肩こりや体の不調が起こるのか?

まず、足首を捻挫したことによって足首も歪みます。

足は唯一地面と接している体の部位になります。

 

ですので、足首が歪んでいる状態で生活をしていくと、足首の歪みがきっかけとなり、体も歪んでくることになるのです。

 

この状態を例えるなら、木の根っこが弱ってしまい木の幹が不安定になってしまう状態と似ています。

人の場合、立っている時や座っている時に体が安定しないと筋肉は緊張した状態になります。

Aさんは足首の捻挫によって足首が歪んだままになっておられました。

その結果、体が不安定な状態となり、首や肩周りの筋肉が緊張し、ひどい肩こりを発症していたのでした。

 

過去に足首を捻挫した方におすすめのテーピングを紹介します

この度は過去に捻挫をした後、体の不調が続いている方に、おすすめのテーピングの巻き方をご紹介させていただきます。

 

とても簡単で、なおかつ効果も高く、自分でできる方法ですのでお役に立てれば嬉しく思います。

 

足首のテーピングには薬局で販売されている「キネシオテープ」というテーピングを使います。

 

大人であれば5cm幅のテープを使ってください。

小さなお子さんや小柄な女性の方の場合は、少し細めの37〜38mmのテープをおすすめします。

 

このテーピングを貼っていただくことで足首が安定し、体の歪みや不調を解消する効果を期待できます。

① まず、40cmくらいの長さでカットしたテープを2本、20cmのテープを3本~4本用意します。

② 40㎝に切った2本のテープを、内くるぶしと外くるぶしを覆うように貼ります。

③ 貼る方の足を90度の形に保ち、かかとから内くるぶしにかけて内側と外側を覆うようにします。

④ 次は、内くるぶしと外くるぶしを覆うように貼ったテープに少し重ねるように、2本目のテープを貼ります。

⑤ 短いテープは、最初に貼ったテープをサポートするために貼ります。足の後面から(かかとの後ろ)から内くるぶしと外くるぶしを覆うように貼る。しわができないように、内側と外側はしっかり貼ってください。

 

⑥ 次は2本目のテープを最初に貼ったテープに少しかぶるように下から上に向かって順に貼っていきます。少しくるぶしを覆うようにして、半分ぐらい重ねるような感じで貼ります。

⑦ 最後はくるぶしの下と上からの両方で覆うように貼ります。

これで完成になります。

※テープはあまり引っ張りすぎるとかぶれのもとになります。テープで覆うだけでも十分固定できますので、引っ張る必要はありません。

3つのテープで足の前が少し開いている状態でテープを貼ると、足首に余裕ができます。

このように固定するだけでも足首が安定し、体の歪みまで矯正する効果を期待できます。

 

★テープの貼り方を動画にしていますので、参考にしてください。↓
(テープの実演は、3:25秒~)

テープを巻くだけで過去に捻挫した足首を矯正できる理由

テープを巻くことで、不安定になった足首を安定させることが可能です。

根っこの弱った、木の根元に添え木を与える状態になります。

 

木を安定させるための添木がこの度紹介しているテープになります。

 

テープを貼る期間は、かゆくなければ2、3日で貼ったままにしてください。

しかし、かゆくなったら早めにテープを剥がしてください。

 

かゆみがでたときは皮膚が回復するまで3日〜4日ほど空けて、もう一度テープを貼り直してください。

この工程を何回か繰り返すと効果的です。

 

もし、かゆくなって皮膚がかぶれた場合には無理に貼らないようにしてください。

 

この足首のテーピングは、生活の中で長時間歩いたり立っていたりすることが多い人に効果を感じられることでしょう。

 

過去に捻挫した足首をテーピングとともに、矯正する2つの対処法

テープに加えて取り組むことで、捻挫した足首がさらに良くなる方法が2つありますのでご紹介させていただきます。

 

テープを貼ったままでもできる、とても簡単かつ効果的な方法を紹介します。

足首の捻挫の予防は、足首と足の指の動きが大切

1つ目は、できるだけ足首を動かすことです。

突然ですが、足には「固有感覚受容器」というセンサーがたくさんあります。これを日常のものに例えると、まるで家の中にあるセキュリティカメラのようなものです。

セキュリティカメラは家の中の様々な場所に設置されていて、家全体を監視していますよね。

同じように、固有感覚受容器も足のあちこちに点在していて、私たちの姿勢や動きを見張っています。地面に段差があればセンサーが反応して、動きを調整しているわけです。

 

固有感覚受容器はセンサーのように働き、歩く、立ち上がるといった動きをコントロールしています。

 

しかしながら、足首を捻挫すると、足の周りの固有感覚受容器の機能が鈍ってしまうことがあります。

 

例えばブーツを長時間履いていると、脱いだ時に足が動きにくくなるといった経験はないでしょうか?

その状態と同じように足の感覚が鈍ってしまい、センサーの機能が悪くなります。捻挫した時も同じように、足が腫れて痛みが出るだけでなくセンサーの機能まで鈍くなっています。

 

ですがご安心ください。足首の捻挫に適切な処置をした後に、足を動かすことによってセンサーの働きを活性化できるのです。

 

やり方は簡単です。

 

足首を伸ばしたり曲げたりする。

これはお風呂に入った時に10回ぐらい取り組んでください。

 

もう1つは足をグーパーすることです。

足をグーパーすることによって刺激が入り、足の周りの細かい筋肉を動かすことができます。

足のグーパーもお風呂に入った時に取り組むことをお勧めしています。

足のグーパーを10回繰り返してください。

 

できれば1日1〜2回は取り組むことをお勧めします。

お風呂に入った時以外ではテレビを見ながらでも、取り組んでいただけたらと考えています。

これだけで足首の捻挫の予防になります。

 

足首の捻挫を予防する立ち方を公開

2つ目の捻挫の予防法は、日頃から左右均等に両足に体重をかけて立つ・座るということを意識してください。

 

足の固有感覚受容器(センサー)の機能が悪くなると、立っているだけでもグラグラと不安定になる状態になり、体は左右どちらかに傾いてくる傾向があります。

 

ですので、足の裏を地面に左右均等につけて立つ、座ることがポイントになります。

 

これだけでも姿勢が安定し、捻挫の予防を促せます。

足を組む癖がある方や、立っている時に片側に体重をかけて休めの姿勢をするといった癖がある方は、足の裏を地面につけて左右均等に立つ、座ることを心がけてください。

 

何度も足首の捻挫を繰り返すときはお早めにご相談ください

 

足の歪みがひどい時には、テープを貼っても足首の症状が良くならないケースや、再び捻挫を繰り返すこともあります。

 

そういった場合には足首以外にも原因がある恐れがあります。

 

また、急に捻挫して腫れてしまった時には、ブログでお伝えしている内容とは違った処置が必要になります。

 

そのときは当院でも施術が可能です。お早めにご相談ください。

最後までブログをご覧いただき、ありがとうございました。

 

このブログがお役に立てれば嬉しく思います。

 

(柔道整復師・鍼灸師 藤井憲之 監修)

インターネット予約はこちら
電話予約はこちら

おすすめ記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です