「出産後から腰痛や肩こりがひどい…」
「子供が産まれ、抱っこをするせいか腱鞘炎が治らない」
こんなお悩みがある時にはこのブログがお役に立てると考えています。
産後の肩こりや腰痛から解放される取り組み
こんにちは、兵庫県加古川市でふじい整骨院を開業しております、院長の藤井憲之です。
この度のブログは、産後の不調のケアについてのお話になります。
当院にお越しの患者様の中には産後に起こる腰や肩の痛み、手首の痛みでお悩みの方がたくさんいらっしゃいます。
産後から
「出産後から腰痛や肩こりがひどい…」
「子供が産まれ、抱っこをするせいか腱鞘炎が治らない」
もしかすると、このように産後の不調でお悩みの方が他にもいらっしゃるのではないかと思い、今回のブログを作成させていただきました。
産後に手首が痛くなったり肩がこったり、腰痛で困っているという方がいらっしゃいましたら、このブログが役に立つと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
教えて、産後の不調の治し方!自分でチェックするべきポイント
当院では産後の不調に対して、どんな悩みがあり、お体がどのような状態なのか、問診をさせていただいた後、まずは体全体の歪みをチェックします。
産後で腰痛や肩こりを訴える患者さんの多くは、骨盤の歪みを気にされる方が非常に多いです。
実際に、足を組むと骨盤や股関節、腰の骨が歪んでいるケースでは
「足を組んだ時に、右は足を組みやすいが、左は足を組みにくい」
といったことを教えてくださいます。
また、胡坐(あぐら)をかいでもらった時に床から左右の膝の位置が違うことも、体が歪んでいる兆候の一つになります。
※あぐらや足を組んでチェックする方法で、怪我が原因で動きが悪くなっている場合は除外してください。
検査のポイントとして、特に多いのが
肩の高さ
骨盤の高さ
耳の左右の位置
が左右対象になっているか? 鏡を見て検査します。
上記事項は歪みのチェックポイントになります。
ご自宅でもチェック可能ですのでぜひ参考にしてください。
産後の肩こりや腰痛、腱鞘炎が体の歪みと深い関わりがある理由
「先生、ちょっと待ってよ!私は腰が痛いのにどうして耳の傾きが関係あるのよ?」
「腱鞘炎で悩んでいるのに、骨盤がどうして関係あるの?」
そう思った方も、少しだけお時間をください。
なぜ、産後の不調は体の歪みをチェックするのか?
産後は、出産という非常に大変な大仕事を終えた後です。
ですので、体はかなり消耗しており、養生が必要となります。
そのような状態で育児をするのはとても大変なことだと考えています。
体のエネルギーが不足している状態で赤ちゃんのお世話をしていると、多くの不調が出てくる傾向にあります。
では、なぜ産後の腰痛や肩こり、腱鞘炎といった不調と体のゆがみが関係しているのでしょうか?
突然ですが、例えば川の上流はすごく綺麗な水が流れていますが、下流になっていくと川の流れが悪くなってきます。
また、川のうねりの部分は流れが悪くなり、水は濁り苔が生える傾向があります。
私たち人間の体も同様に、体が歪んでしまうと川のうねりのように、体内を流れる血の巡りを阻害することとなります。
体を川の流れに例えると、体の歪みの部分がうねりの部分になります。
体の歪みを正すことによって血の流れが良くなっていきます。
血液の流れが悪くなると老廃物が蓄積するだけでなく、血の中に含まれる栄養や酸素を阻害することになります。
ですので、
産後の不調を和らげるためには、体の歪みを整えて循環を活性化することが大切になります。
産後の肩こりや腰痛、腱鞘炎を自分で和らげる3つの対処法
ここでは体の歪みを自分で整え、体内を流れる血の循環を良くする3つの方法を紹介させていただきます。
1 産後の不調を整えるためには水分補給が大切
まずは1つ目、お水を飲んでいただくということです。
水を飲むことで、代謝機能が高くなり、老廃物を除去することが可能だと考えています。
産後のお体というのは非常に消耗しています。
代謝機能を高めることで、呼吸や食事によって取り込んだ酸素と栄養から、たくさんのエネルギーを作ることが可能となります。
その1つの方法としてお水をたくさん飲んでください。
ポイントは一気に飲むというよりも、少しずつ飲むことが大事です。
ペットボトルを用意して30分に1回、水を一口飲むとか、寝室にお水を置いていただいてこまめに水分を補給していただけたらと考えています。
2 産後の不調を和らげるポイントは呼吸にある
2つ目は呼吸に関することです。
産後の不調を和らげるためには、深呼吸をしていただくことが非常に大事です。
人間の体は酸素をたくさん取り込むことによって、体の不調が和らぎます。
深呼吸をするタイミングですが、例えば赤ちゃんを抱っこしたり前屈みになった時に呼吸が止まる、赤ちゃんを抱き上げる時に力が入るといったことがあると思います。
抱っこをした後、前屈みになった後は背筋を伸ばして大きく深呼吸をして酸素をたくさん取り込んでください。
深呼吸のポイントはゆっくり3秒吸ったら、6秒かけて吐いてください。
吸うと吐くは1:2 の割合で行っていただくと非常に有効です。
ぜひ 30分に1回、1時間に1回という形で実践してみてください。
3 「ながら」でできる産後の体の矯正法
出産後というのは非常に忙しいと思います。
赤ちゃんを抱えた状態で家事や育児をこなすのは大変な労働です。
ですので、「ながら」でできる運動はとても有効だと考えています。
ポイントはお腹(下腹部)に力を入れることです。
お腹に力を入れる時に腹圧を高めるようにしてください。
お腹を膨らませたりへこませたりする、そういった運動をおすすめします。
お腹を3秒膨らませて、その後に息を吐きながら3秒間お腹をへこませます。
この運動を3秒ずつ繰り返して、2、3回行ってください。
歯を磨く時や家事をしながらでもチャレンジできますので、ぜひ取り組んでみてください。
この3つの方法を取り組むとお体の不調は徐々に和らいできます。
ですが、2、3週間続けてもなかなか回復しない場合は、体のエネルギーが落ちている状態になっています。
そんな時はご相談いただければと思います。
産後の肩こりや腰痛、腱鞘炎でお悩みでしたらご相談ください
産後のお母さんは本当に、お疲れになっていると思います。
大変な重労働を終えたお体ですので、疲労が溜まるのは無理のないことだと考えています。
ですので、ぜひケアを続けていただけたらと思います。
お体が回復しない時には、当院でも産後のケアが可能です。
もし、産後のケアでお悩みの方がいらっしゃいましたら、ぜひご相談ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。