こんにちは。
加古川市のふじい整骨院 院長のふじいです。
原因不明の足の裏の痛みを訴え、高校生男子が来院されました。
陸上で中距離を走っているそうです。
毎日、練習で10キロ以上を走りこんでいます。
問診時に、
「これまで痛くなかったか」
「いつごろから痛くなったか」
「痛みは、どのような時に痛むのか」
痛くなった(故障した)原因を、話の中で探っていきました。
その他、痛みがある足と逆の方の腰にも痛みを訴えておりました。
足裏の痛みの原因がどこにあるのか?
痛みを足裏の外側(小指側)に感じてから最初は走るだけ痛く感じていたのが、
最近になって歩くだけでも痛いとのこと。
また、安静にしていると痛くなく、歩くなど足を地面に接地する場合に痛みがあるとのことでした。
足の関節の動き・押さえての痛み・動かしての痛み・足の動きの状態・足裏の皮膚の状況
腫れなど細かく観察しました。
そして、
ゲートビューを使用して、前後左右のバランスと歩き方のクセを検査して、
歩き方のチェックを行いました。
結果は、
前後の左右のバランスが、やや左側と左後方部に偏った立ち方をしており、痛みのある部分に圧がかかっていました。
また、歩くときに右足と左足に左右差があることが分かりました。
特に右足は、すり足で歩く状態だったのです。
<ゲートビューのデータ>
立った状態です。
※○の部分の痛みです。
右足と比べて、圧力がかかっていることが分かります。
歩いた状態です。
※○で囲まれた部分
右足の点線の接地場所が足裏上側になっています。それからやや踵方面へ移動して前にぬけています。
すり足で歩いているとこのように現されます。
(点線は、歩行軌跡を現しています。)
詳しくは、このページをご覧下さい。(HPリンク:ゲートビューについて)
足の関節の動きも減少しており、そのため極端に左足裏の外側に負担がかかり、
痛みがでているものと判断し、治療を施すことにしました。
また腰部の痛みについても足のバランスが崩れ、腰への負担が大きくなっているものと考えました。
現在、痛みがまだ残っていますが、「負担がどこにあるのか」について常に検討しながら、
また経過を診ながら、さらに検証していくことが必要になるでしょう。
常に、試行錯誤を繰り返しながら一日でも早く、思いっきり運動が再開できるように
サポートしていきたいと思います。
写真は、イメージです。