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【ケガの治療を通していつも思うこと】

こんにちは。
山陽電車「別府」駅下車。北へ徒歩5分のふじい整骨院院長のふじいです。

当院にはケガで来院される学生さんも多くおられます。
その種目は、バレーボール、サッカー、バスケットボール、野球、テニスなど多岐に渡ります。

先日、空手を頑張っている女の子の指のケガが良くなり、無事全国大会に間に合いました。
実は、今回2回目(同じところ)のケガであったのですが、
「なんとか全国大会に間に合うように治したい」との切実な要望が本人からありました。

ケガの状態からするとギリギリ間に合うかどうかでした。

【当たり前でもありますが、ケガの程度で、治る期間が違います。】

ケガの中には、骨に傷がついたり折れてしまう場合もあります。また、骨に異常がなくても
筋肉やスジ・靱帯(じんたい)を痛めてしまうこともあります。

それぞれ痛めた場所であったり、痛めた程度によって治る期間が違います。
基本的に治療は、痛めたところを安静にして、自分自身が治していく状況を見守っていくことです。

骨折したらギプスで固定して、骨がしっかりとくっつくまで待ちます。
専門的には、折れた場所によって固定する期間が違ってきます。
たとえば指の骨折であれば、2週~3週の固定が必要です。
場所によって骨がつきやすいところ、時間がかかるところなどセオリーがあります。

そのセオリーと患者さんが望む状況とのギャップをいかに縮めることができるかが
腕のみせどころでもある訳ですが、
もちろん、「ダメなものはダメ」「間に合わないものは無理」とはっきりと言ってあげることも、
その子(患者)のためでもあります。

今、しっかりと治療(療養)してからだを休めることで、最終的にはケガが治り
活躍できる状況をまたつくれることができるのです。

そのような葛藤を日々続けてきました。
今回のように、ケガを治して試合にでることが出来ましたが、
実際に間に合わず試合に出ることが出来ないケースもあります。
また、無理を押して試合に出る場合もありますが。。。

トライしてみてダメであったり、思いのほか良い結果がでて試合にでることが
できるようになったりと本当にいろんな場を経験してきました。
また、これからも経験すると思います。

しかし、根本的には患者さんの身体が元気になるように、状況に応じてしっかりと最後まで
サポートすることが我々の仕事であると思います。

【とあるエピーソード】

長々と書きましたが、私がそんな風に思ったあるエピソードがあります。

私が小学4年生の頃、町の少年野球(ソフト)チームに所属していました。
チームの柱となる6年生のある先輩が、肘をケガをして思うようにプレーできない状況だった
のですが、小学生最後の大事な試合前でした。

そのケガの治療を父親(柔道整復師)がサポート(治療)していたのです。
その時の事情は、はっきりと覚えていませんが、おそらく父親は大事な試合で
「どうしても試合に出たいのでなんとかしてほしい」と先輩とご両親に頼まれたのだと思います。

実際、その先輩がいないと代わりの選手もいない状況でもありました。
試合当日、先輩は無理をおして大会に出場しました。

試合中でも父親が包帯を巻きなおしたり、サポートを受けながらも、
十分なプレーが出来ない状況でも試合にでて先輩は活躍していました。

父親が親身になってサポートしていた姿を、いまでもはっきりと覚えています。
最終的に、チームは優勝し次の大会に出場が決まりました。

【治療家(施術側)の思い】

「そのときの父親の心情はどうだったのかな?」と今でも思います。

先輩の肘のことを考えると、休ませてあげることが必要だったことは確かだったでしょう。
しかし、大事な試合でどうしても出たいという先輩の気持ちもよく分かった上で
サポートしていたのだと思います。

また、しっかりとした患者さんとの信頼関係において成り立つことでもあることは
確かです。

こども心にそのような父親の姿を見ていて、誇らしく思っていました。
先輩の肘もその後は無事治って、次の大会には100パーセントの状態で再度活躍されて
いました。

1.プロとしてしっかりと現状を見て、相手が望むことを出来る範囲でサポートしてあげる。

2.無理なこと、ダメな事ははっきりと伝えたうえで、できることをやる。

3.安静が必要な時は、しっかり休ませて今できることを伝え・考えてもらうことも必要です。
  子供であればなおのことです。

将来、傷害を残してしまい、将来の夢が叶わないようになったりする状況だけは回避したい。
そのように思いますし、考えております。

ケガの治療をしていて、いつも思うことを書いてみました。
治療所にケガで受診されるときの参考になれば幸いです。

(柔道整復師・鍼灸師 藤井憲之 監修)

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