・肩こりが強くて、仕事に集中できない。
・いつも同じ肩ばかりがこって仕方が無い。
・パソコン作業は、すぐに目が疲れて仕方がない。それに肩こりも感じる。
こんにちは。
加古川市別府町のふじい整骨院の藤井です。
当院にお越しの患者さんからよくこのようなお悩みとご相談を受けることがあります。
今回は、パソコン作業でどうしても長時間仕事をしていると、肩こりを感じてしまう方に向けて書かせていただきます。
座った状態で、いつもパソコンをするために肩こりに悩んでおられる方にもお役に立てるかもしれません。
最後まで読んでいただけますと幸いです。
「肩こりが解消できたのは、座り方を変えるだけって本当?」
ご相談があった方は、座ってパソコン作業をするお仕事で忙しく過ごされていました。
その忙しい毎日の中で、肩こりと背中の痛みに悩まされていたことをお話してくださいました。
「この肩こりが治れば、随分と楽に毎日を過ごすことができるのに」という風に感じておられたようです。
また、趣味で始めた畑の野菜作りも肩こり症状を助長していたようです。
同じ姿勢での畑での作業は、肩や腰回りの筋肉を必要以上に酷使するため、翌日には疲れが残る結果肩こり症状もなかなか治りにくい状況になっていると思われました。
おからだを拝見させていただきますと、首の後ろ側から背中まで筋肉がカチカチに固まっておられました。
そのため首と頭の間にあるつなぎ目のところ (関節部分)が、まったくといっていいほど
動かなくなっておられました。
前屈み姿勢で、パソコンなどの作業を行う首への負担は思いのほか大きく、
それに首が前に倒れることで、首周りにかかる負担はよりいっそう大きくなります。
首が前かがみの状態になると、姿勢はちょうど丸く猫背状態となります。
それで、背中がかたくなりうまく空気をからだにとりこめなくなっていました。
このような状況での肩こり症状を治すために、まずは硬くなった首と背中の筋肉をゆるめた後に、体のバランスを整えることが必要になります。
バランスを整えることにより、姿勢が良くなっていきます。
なぜ姿勢がよくなることで、肩こり症状が良くなっていくのかについてお話しさせていただきます。
それは、
丸くなった背中がまっすぐにもどり姿勢が良くなることで、呼吸がしやすくなります。
それによって新鮮な空気(酸素)をより効率よく肺に取り込めるようになるからです。
人間のからだは、酸素と栄養が必要です。
酸素と栄養を人間のからだ中に運んでいるのが、血液です。
この血液の流れが、悪くなることで肩こり症状が出てきます。
たとえば、川の流れを思い出してください。
川の上流は、流れも速くキレイな水が流れています。
しかし、下流になるとどうでしょうか。
ところどころで川が曲がったりしていると、流れも悪くなり、池のように流れが停滞して水もよどんでいるところがありますよね。
この曲がった所が、ゆがみだと考えてください。
それが、ちょうど血の流れが悪くなっている状況と似ています。
そうなると川の色も悪くなり綺麗な水ではなくなります。
ゆがみがなくなり、川(血)の流れもよくなると川も綺麗になっていきます。
つまり、人間でいう血の流れが良くなるということにつながります。
「デスクワークにかかせない椅子。
椅子に座る際に気をつけたいこと。」
毎日のデスクワーク作業で特に大事にしたいのが椅子の存在です。
座る椅子の快適さで作業効率も随分と違ってきます。
また、この座る姿勢で肩こりの状態も影響を及ぼすこともあります。
椅子は、しっかりと腰をサポートするものを選ぶ方が良いでしょう。
そのためには、座面にしっかりとお尻が安定するものを選ぶことが必要になります。
また、座る姿勢が大変重要になります。
ポイントは、椅子の高さです。
座るところを座面と呼びますが、この座面と床に足が着く高さが高すぎると
足が浮いた状態となり、不安定な状態となってしまいます。
できるだけ、膝が90度近くになるよう座ることができれば良いと思います。
足がしっかりと地面に着く位置で調整してください。
どうしても椅子の機能上で、座面の位置を変えることがでいない場合は、
床と足の裏の間に適当な高さのクッションを用意することで解決できます。
あと、もう一つ重要な要素は、しっかりと腰が椅子のうしろの背もたれの部分に当たる座り方ができるかです。
座面の前側に座ることで、腰と背もたれにすきまがあると、背骨に負担がかかり肩こりの原因になります。
しっかりと座面の奥のところまで座ることで、背骨の正しいS状のカーブに戻してくれるようになります。
どうしても腰と座面奥とのスキマが出来てしまう場合は、腰枕など小さなクッションを入れてすきまを埋めるようにすると、骨盤も立ちやすく正しい位置に座ることが出来るようになるのでお試しください。
この方の肩こり症状も、椅子に座る姿勢を意識して変えていかれました。
また、ゆがみを整える治療に加えることで普段の姿勢もかなり良くなられて、
「今ではあまり肩こりを強く感じることはなくなった」とお話しくださいました。
「デスクワークで肩こりを予防したいストレッチ3選。」
デスクワークで肩こりを起こさないように3つの簡単なストレッチを書かせていただきます。
1.椅子に座った状態で背伸び
椅子に座った状態で、両手を天井に向けて背伸びをするようにストレッチ
します。
コツは、息を吐くときに気持ちよい程度に伸ばすことです。
2.肩甲骨を動かす
肩こりをおこしやすい部分に、背中の貝殻骨(けんこうこつ)の部分を意識して
動かします。
肩をゆっくりと前と後ろに回すようにしてください。
3.背中をゆっくりと伸ばす。
両手を組んで前にして、背中を丸くした状態から伸ばしていきます。
背中が伸びる感じを意識して、気持ちよい程度に伸ばすのが良いです。
その際にも呼吸は、息を吐くようにして伸ばします。
ここまで読んでいただきどうも有り難うございました。
もし、簡単な体操を試してみてもなかなかデスクワークでの肩こり状態が改善しない場合には、他に何か原因がある場合もあります。
その際は、整 (接)骨院、医療機関を受診してみてください。
もし、加古川市など近隣でお悩みの方がいらっしゃいましたら、ご相談いだけますと幸いです。
最後に、
患者さんのお声をご紹介させていただきます。
患者さん 50代 男性
症状:肩こり症状
※PDFファイル 患者さまの声(50代)肩こり症状
Q:当院のことは何でお知りになりましたか?
紹介
Q:他にも同じような治療院がある中で、どのようなことが決め手になって当院をお選びいただきましたか?
先生、職員さんの対応の良さ
Q:実際にご利用してみての感想をできるだけ具体的にお聞かせください。
ただ電気を当てるだけの流れ作業的な治療ではなく、
原因をしっかり突き止め、患部以外の部位から
治療する方法が大変効果的だと思います。