加古川市別府町で開業24年、肩こり 腰痛 足の痛み
スポーツによるケガならふじい整骨院の院長ふじいです。
当院は、足の痛みで相談・来院される方が多くおられます。
足の痛みの原因は、「足底腱膜炎」だった!
先日来院された男性患者さんの例ですが、
ほぼ1カ月前から足のかかと裏に痛みを覚えそのうち治るだろうと様子をみても、
いっこうに痛みが引かず、ご紹介にて来院されました。
特徴として朝起きてベットから立ち上がりの瞬間にかかと裏に痛みがあり、
しばらく足がうまく床に着けない状態で歩くことが続いていました。
いつも履いている靴に原因があるとは。。
本人はゴルフの時に痛かったのでそれが原因かもと言われましたが、
日中は安全靴を履いて歩き回る仕事なので、足裏に負担がかかって痛くなったものと思われました。
安全靴はいわば外からの衝撃から足を守るためにかなりがっちりとした構造になっています。
本来歩くときに親指が90度まで曲がる靴が良いのですが、とてもそんなに曲がることはありません。
足首もがっちりと守られているため歩く際に足首は背屈できず、
そのまま直にかかとに体重が乗った状態から蹴りだしは親指が曲がらず足裏全体で歩く毎日
だとのこと。
足裏の腱を触らせていただくと、カチカチに固まった状態で親指もほとんど曲がりませんでした。
そのうちに弾力性の失われた足裏の腱が傷つき、痛み出したと思われました。
エコーで見てみると。。
エコー(超音波画像観察装置)で観察してみると、
骨棘(こつきょく)と小さなカルシュウムが骨を守るために、出てきていました。
※骨棘(こつきょく)とは、読んで字のごとく骨のトゲのようなものです。
レントゲンで見ると、かかとから骨の一部がトゲのように出ています。
この骨の変性(へんせい)は体を守るためのものであり、痛みの直接の原因でないかもしれません。
しかし、症状が確実に出ているので客観的判断材料ともなります。
今までの接(整)骨院は手で押さえて外観と経験により症状を推察して状況を判断することで、
治療を施しておりました。
ふじい整骨院では超音波画像観察装置(エコー)を使用して身体の中を観ていきます。
エコーの観察歴は10年以上です。
※かかと近くの観察(模型)
※ 超音波画像観察装置(エコー)
具体的な治療方法は。。
足底腱膜炎の治療方法はいくつもありますが、
痛みと経過により患者さんの生活環境を考慮しながらすすめていきます。
治療方法例としては、
院内では温熱(光線・ホットパック・レーザー)・超音波・電療など理学療法を施した後、
手技によるストレッチ・マッサージ・整体を行います。
また、ご希望により鍼治療・メディセルによる陰圧ローリングマッサージも良いですね。
その後に
① 痛くなった足底部にテーピングで固定する。
② 独自の包帯法・サポーターを駆使して固定する。
③ 痛くなるかかとを覆うパッドを作成して固定する。
④ インソール(足裏足底版)を作成する。
(オーダーと既製品があります)
などがあります。
なかなか痛みがとれないときもあるのです。
自宅できるセルフケアなども指導させていただき、
できるだけ早期の回復をめざします。
しかし、この痛みは持続する場合も多いので、
根気よくケアを続ける患者さんのマインドも必要となります。
この方は初日はテーピングのみで様子をみてもらいましたが、
次日来院時には 「かなり痛みが楽でした。」
と喜んでおられました。