はじめに
こんにちは、兵庫県加古川市にあるふじい整骨院を開業している院長、藤井憲之と申します。
今回のブログでは、肩こりの対処方法について述べております。
このブログを作成するに至った動機は、当院に20代後半のOLの患者さん(以下 仮名M様)が来院されたことです。
M様は
「肩こりで首から肩甲骨のあたりがゴリゴリする」
「肩こりがひどくなると呼吸が困難になる」
といった症状を訴えておられました。
また、首周りの不調や肩甲骨の硬さが仕事に集中できないほどの苦痛を引き起こしているとのことでした。
そこで、当院の施術に加え、ご自宅で実践いただける簡単な対処方法を提供いたしました。肩こりに悩まれている方がいらっしゃれば、このブログが何らかの参考になることを願っています。
最後までご覧いただければ幸いです。
肩こりで首や肩まわりの筋肉がゴリゴリする原因とは?
肩こりにお困りだったMさんの体を診させていただきましたところ、肩の高さに左右の違いがありました。
具体的に言いますと、右肩が下がり、左肩が上がっている状態でした。
通常、肩甲骨や肩、足の長さがそろっていると、左右均等でゆがみのない姿勢であると言えます。
しかしながら、Mさんの体は 右肩が下がり、左肩が上がっている。
耳の位置も後ろから見ると左耳が下がっている。
という状態でした。
肩こりにお困りの方がいれば、自宅の鏡で体の状態をチェックしてみることをおすすめします。
肩や耳の位置が左右で異なっていないか、体のゆがみを確認できます。
実際に、肩こりは首や背中、肩周りのゆがみが原因となっていることが多いです。
まだマッサージ機には手を出すな!ひどい肩こりを自宅でチェックする方法
なぜ、肩こりは体のゆがみと深く関係しているのでしょうか。
肩こりの原因は血液の流れと密接な関連があります。
人間の体内を流れる血液には、酸素や栄養分が含まれています。
心臓から送られる血液は、筋肉、神経、内臓、脳、皮膚などに、栄養と酸素を供給します。
しかし、体がゆがんでいる場合、血流が妨げられることがあります。
例えば、庭を水やりするホースがねじれたら、水が出にくくなるのと同じです。
体がゆがむと、ホースがねじれるのと同じように、血流が制限されます。
首や肩、背中のゆがみが持続すると、血流の悪い状態が続き、肩こりを引き起こす原因となりうるのです。
ゴリゴリした肩こりを解消するにはツボ?それとも運動?自宅でできる3つの対処法をご紹介
肩こりを解消するために自宅で取り組める3つの対処方法についてお伝えいたします。
1 ひどい肩こりを解消するためには歩くこと
肩こりをやわらげるためには、日常的に歩くことが効果的です。
体内の代謝が低下し、血液の循環が悪化すると、肩こりが発生しやすくなります。
そこで、歩くことや運動を通じて血流を促進することが大切です。
しかし、現代人は多忙を極めています。
そんな忙しい毎日でも、育児や家事、仕事の合間に、当院がおすすめする簡単な方法を試してみてはいかがでしょうか。
例えば、通勤中に駅でエスカレーターを見つけた場合、あえて階段を選ぶ。
また、買い物の際には、敢えて車を店から遠い場所に停めて歩く距離を増やすなど、生活の中に歩く機会を取り入れるだけで、肩こりを軽減できます。
ぜひ、日々の工夫を心がけてください。
歩くことの理想的な時間については、当院では患者様に以下のように伝えています。
「初めは長時間歩こうとせず、10分や15分から始めて慣れていきましょう。慣れたら、30分程度歩くことを目指すとよいでしょう。」
歩く速度にも慣れてきたら、少しペースを上げて、歩き終えたときに軽く汗をかく程度が運動量としては理想です。
2 ひどい肩こりを解消するためには水を摂ることが大切
肩こりをやわらげるための2つ目の方法として、水分をしっかり摂取することが挙げられます。
毎日約1リットルの水を飲むことが理想的ですが、これがなかなか難しいこともあるでしょう。
よく「どんな水分が良いか?」という質問をいただきますが、特に選ぶ必要はありません。
ふだん飲んでいる水やお茶で十分です。
ただし、注意が必要なのはアルコールやカフェインを多く含む飲み物です。
これらは利尿作用を促すため、過度に摂取すると水分が尿として体外に排出されやすくなります。
そのため、これらの飲み物は控えめにし、水分は水で補うことをおすすめします。
なお、糖尿病や代謝に問題がある方は、ジュースや甘い飲み物は避けるようにしてください。
水分を十分に摂らないとなぜ良くないのでしょうか?
私たちの体は、血流がスムーズであることで健康を維持しています。
しかし、血液の流れが悪くなると、体にとって良くない影響があります。
水分が不足すると血液が濃縮され、「ドロドロの血」という状態になりがちで、これが血流を悪化させます。
例えば、川の水も上流で流れが良い場所は透明ですが、下流で流れが悪いと濁りがちです。
肩こりの改善には血流の良さが重要ですので、積極的に水分を摂るようにしましょう。
3 肩こりを自宅で解消するには体の使い方が大切
3つ目の肩こりを治すために必要なこととして、正しい体の使い方があります。
体を正しく使うことで、負担を軽減し、小さなゆがみさえも矯正できるようになります。
正しい体の使い方を身につけることで、肩こりを防ぐ状態を作り出すことができます。
ぎっくり腰などで腰を痛めた患者さんには、
「ものを取るときは体を伸ばすのではなく、膝を曲げてしゃがんでから取るようにしてください」
「ものを遠くに置くのではなく、近くに置くことで体への負担を減らせます」
とお伝えしています。
この方法を肩こりに適用すると、ものを取る際には、腕をただ伸ばすのではなく、体を近づけてから伸ばすことで、肩への負担を減らすことができます。
なぜこのような体の使い方が肩こりに効果的なのでしょうか?
先ほどにも述べたように、肩こりは体のゆがみが原因で生じることがあります。
体がゆがむ原因としては、これまでの体の使い方や習慣、癖などが関係しています。
したがって、紹介した体の使い方を実践することで、これまでの習慣や癖をリセットし、肩こりの改善が期待できるのです。
ひどい肩こりでお悩みでしたらご相談ください
ブログを最後までお読みいただき、ありがとうございます。
肩こりに悩まされているなら、紹介した3つの方法を試していただくことで、解消される可能性があります。
湿布や塗り薬で改善が見られなかった方は、これらの方法を継続してみてください。
ただし、効果には個人差があることをご理解ください。
Mさんの場合、初回の治療で体のバランスが格段に改善しました。
継続的な治療を受けることで、
「肩こりが楽になった」
「日々の生活が快適になった」との感想を多数いただいています。
また、特に気にされていた肩甲骨のゴリゴリ感も、治療を重ねるごとに感じられなくなったとのことです。
加古川市近辺にお住まいで、肩こりに悩んでいる方がいらっしゃれば、ぜひ当院の施術をご利用ください。早めのご相談をお待ちしております。
このブログが皆さまのお役に立てることを願っています。