「腰椎椎間板ヘルニアに悩む40代男性：日常生活でできる簡単セルフケアと改善のコツ」

はじめに

 

腰の痛みに悩んでいる方は多いですが、その中でも「椎間板ヘルニア」と診断された方もいらっしゃるのではないでしょうか。

こんにちは。

加古川市別府町にてふじい整骨院を開業しております、院長の藤井憲之です。

 

今回、当院に来られた40代の男性患者さんから、

「病院で腰椎の4番と5番のヘルニアと診断されましたが、腰痛がなかなか治りません」というご相談を受けました。

 

もし、病院でヘルニアと診断され、腰痛がなかなか改善しない方がいらっしゃいましたら、今回のブログが少しでもお役に立てればと思います。

 

最後までお読みいただけると幸いです。

 

 

腰椎椎間板ヘルニアに悩む40歳男性のためのセルフケアガイド

 

はじめに、腰椎椎間板ヘルニアとはどのような状態か? について説明いたします。

腰椎とは、腰の骨であり、その各骨の間には「椎間板（ついかんばん）」と呼ばれるクッションの役割を果たす組織が存在します。

この椎間板は、座布団のように衝撃を吸収し、腰椎を保護しています。

 

椎間板の内部には「髄核（ずいかく）」と呼ばれるゼリー状の物質が含まれており、

この構造はまるでアンパンの中にあんこが詰まっている状態を思い浮かべていただければわかりやすいでしょう。

しかし、外部からの圧力や他の原因により、この髄核が椎間板の外に飛び出すことがあります。

 

この状態が、いわゆる「ヘルニア」です。

 

　　

 

ただし、ヘルニアが起こっただけでは必ずしも痛みが発生するわけではありません。

痛みが生じるのは、飛び出した髄核が周囲の組織や、そこから伸びる神経を刺激した場合です。

この刺激が原因で、腰から足にかけて神経痛が生じることがあります。

 

今回のケースでも、40代の男性は腰痛に加え、右側の臀部から太ももの後ろや外側にかけて痛みとしびれを訴えておられます。

 

 

デスクワークや長時間座ることが腰に与える影響

 

 

今回の40代男性患者さんが、腰椎椎間板ヘルニアになった理由について説明します。

詳しくお話を伺ったところ、10代の頃に一度ヘルニアになり、病院や整骨院で治療を受けた経験があるそうです。

そのときは症状が改善しましたが、社会人になってからデスクワークが中心の生活になり、再びヘルニアが悪化したと考えられます。

 

長時間椅子に座ることは、腰に大きな負担をかけます。

特に、腰の4番目と5番目の骨の間は圧力がかかりやすく、ヘルニアが悪化しやすい場所です。

過去に治ったヘルニアでも、座りっぱなしの状態が続くことで、再び痛みが出ることがあります。

 

このような腰への負担を減らすことが、治療の最も重要なポイントです。

今回の患者さんも、長時間のデスクワークが原因で腰に負担がかかり、ヘルニアが再発しましたが、

当院での治療と特定の運動を続けることで、約1ヶ月で痛みが軽くなり、とても喜んでいただけました。

 

以下に、患者さんが実践したセルフケアの方法をご紹介します。

 

オフィスでできる簡単なストレッチや姿勢改善のコツ

 

「オフィスでの腰痛対策」