「足の踵(かかと)が歩き始めに痛い」
「病院で足底腱膜炎(そくていけんまくえん)と、言われた」
そんな時には、このブログがお役に立てると考えています。
足底腱膜炎の治療法と発症原因を初公開
こんにちは、兵庫県加古川市でふじい整骨院を開業しております、院長の藤井憲之です。
この度のブログでは
・歩くと踵(かかと)が痛い
・朝起きて一歩足を地面につけると踵(かかと)が痛くて歩きにくい
・歩き始めに足の裏が痛くなる
といった症状が起こる、足底腱膜炎(そくていけんまくえん)についてまとめています。
かかとの痛みが長引くのは本当にストレスですよね。
仕事や日常生活にまで影響を及ぼしてしまいます。
ですので、この度はブログに足底腱膜炎について詳しく書かせていただきました。
足底腱膜炎に正しく理解することで、不安を解消することも可能です。
病院で足底腱膜炎という診断を受けた方。
あるいは、足のかかとが痛くて悩んでいる方がいらっしゃいましたら、このブログがお役に立つと思います。
最後の方にはこのブログの内容をまとめている動画のリンクも貼っておきますので、動画の方が理解しやすい方はそちらもお役に立てると考えています。
ぜひブログをお読みください。
足底腱膜炎の原因と治し方
当院では足底腱膜炎(そくていけんまくえん)による、かかとや、足の裏の痛みを訴えて来院される患者さんがたくさんいらっしゃいます。
かかとの痛みでお悩みの患者さんの中には「足底腱膜炎の治し方」を解説した動画を見て、ゴルフボールを使った裏のマッサージや、足の裏を押してマッサージに取り組んでこられた方もいらっしゃいました。
ですが、なかなか痛みが取れずに悩まれていたそうです。
とても大変だったことでしょう。
この度は当院に50代の男性の患者さん(以下Bさん)が来院なさいました。
Bさんは音楽が大好きで夏のフェスでかなり歩き回ったそうです。
それから数日後に、歩いた時に足の痛くなり、何日もかかとの痛みが治らないために来院されたのでした。
足底腱膜炎になると足の裏や踵(かかと)が痛くなる理由
突然ですが、足の裏にはかかとから親指の先にバネのような役目をしている腱(けん)があります。
このバネがあることで車やバイクのサスペンションのように、立ったり、歩いたりするときにショックを緩衝し、足をしっかりと支えることができる構造になっています。
ですが、足底腱膜炎になってしまうと、足裏の腱の部分が硬くなり、バネのような柔軟性を失うことになります。
その結果、足裏のかかとの付け根に近いところが痛くなります。
・歩いた時に痛い
・特に朝起きた時に一歩目が痛い
・足の付け根の痛いところをピンポイントで押さえると、響く痛みがある
しかし、歩き出すと少しずつ楽になっていく。
足底腱膜炎になると、このように特徴的な痛みを訴える傾向があります。
レントゲンによってわかる足底腱膜炎の状態や原因
足のかかとの痛みや、足裏の痛みで、当院に来院なさる患者さんの中には
「病院でレントゲン検査をしていただきました」
と教えてくださることがあります。
患者さんが持ってきてくださったレントゲン画像を見ると、かかとに「骨棘(こつきょく)」という少し棘(とげ)のように尖った骨が出っ張っているケースがあります。
主にかかとの付け根の部分、骨のくぼんだところに棘ができやすく、病院では「骨棘ができていると足の裏に負担がかかって痛みが出る」と説明されることが多いです。
足底腱膜炎はふくらはぎやアキレス腱、足裏の筋肉と深い関わりがある
足底腱膜炎(そくていけんまくえん)になると、かかとだけの痛みだけでなく、足の裏の真ん中まで痛くなるケースがあります。
さらに、ふくらはぎや膝の裏に伸びている筋肉が異常に硬くなることもあります。
こうなると、ふくらはぎや足裏が重だるくなる傾向があります。
女性の場合は時に足をつったり、むくんだりする症状が起こることもあります。
足底腱膜炎は立ちっぱなしのお仕事をされている方。
もしくは、日頃の運動量が少なく、たまたま今回のようなフェスに行って長く歩いたことにより、足の裏に負担がかかって発症することがあります。
ふじい整骨院の足底腱膜炎の検査と治療法
当院では足のかかとや、足裏の痛みでお悩みの患者さんに対して、3つの検査を行います。
足底腱膜炎を検出する検査法 その1
1つは当院で使っている超音波の観察装置、エコーを使って足の内部を見ます。
当院では約15年前からエコーを導入しており、エコーを活用することで、体表だけでなく、体の内部の異常を見つけ出すことが可能となります。
足の内部のどこに痛みが出ているのか?
何が原因で炎症が起こっているのか?
エコーによる画像で詳細に検出が可能となります。
例えばエコー検査では水が溜まっていると。その水の部分が黒く見えます。
足底腱膜炎の方にエコーを使うことによって。骨の棘の部分がはっきりと画像に写ります。
腱は通常、1、2㎜の太さ幅があります。
ですが、足底腱膜炎になると通常より3倍ほど腱の幅が大きく見えることがあり、3〜5㎜ぐらい
大きく写ることがあります。
(通常は、4mmを超えると、足底腱膜炎の状態として疑われます。)
足底腱膜炎を検出する検査法 その2
立った時にかかとが左右に倒れていないかを評価します。
ふくらはぎの中央からアキレス腱にかけての線と、立った時のかかとの線が正しい位置であればほぼ真っ直ぐになります。
ですが、かかとが内側や外側に倒れたりすると、まっすぐなはずのラインも内側や外側に倒れてしまいます。
日本人の7割以上が、かかとが内側に倒れている(後ろから見て)、かかとが内側に倒れてふくらはぎが外側に倒れていると言われています。
そのような状態で立っていると、足の形が偏平足になり、足の裏からの衝撃がかかとや足首にかかります。
そのせいで、ふくらはぎにもストレスがかかることになります。
つまり、かかとが歪んでしまうことで、足底腱膜炎の原因になることが多くあります。
足底腱膜炎を検出する検査法 その3
足底腱膜炎はかかとのくぼみを押すと、ズーン」と、響くような痛みがあることが多いです。
この痛み(圧痛)があることを確認していきます。
私の経験からですが、
痛い足と痛くない足と比べたら、痛みのある部分は硬くなっているので反発が強いです。
また、足底腱膜炎の症状の方はかかとの部分がピンポイントで痛みがあります。
そして時として、足の裏(中央付近)にも痛みを訴える方もおられます。
当院ではこの3つの方法を使って、足底腱膜炎の判断材料にしています。
もし、自分の足の裏が痛くなって「足底腱膜炎の症状なのかな?」と思った時は足の裏を左右押さえてみてください。
そして痛みがあるのか、ないのか?
このことが重要な判断材料となります。
足底腱膜炎でお悩みでしたら、ふじい整骨院までご相談ください
最後までブログをお読みいただきありがとうございました。
当院ではかかとの痛みに対して、炎症による痛みを楽にするために特別な医療機器や整体を用いて治療を行っています。
また、靴の中敷き、いわゆるインソールを使用して足のかかとの傾き、圧力を変化させることもできます。
それにより、痛みを楽にすることも可能です。
この度のBさんは、当院の治療とインソールを使ったことで、約1ヵ月でかなり足底腱膜炎の痛みも楽になったとおっしゃっておりました。
もし、足の裏の痛み、足底筋膜の痛みの症状でお困りの方がいらっしゃいましたら、当院でも施術が可能です。
お早めにご相談ください。
このブログがお役に立てれば嬉しく思います。