藤井憲之「五十肩で病院のリハビリを受けているが治らない」
「湿布を貼っても注射をしても五十肩が治らない」
そんな時にはこのブログをお読みください。
兵庫県加古川市でふじい整骨院を開業しております、院長の藤井憲之です。
当院には五十肩の患者さんが多数来院されております。
また、当院に来院なさる患者さんから
「遠方に住んでいる親戚が五十肩になった…どうしたらいいですか？」
という相談も、当院に来院なさる患者さんから受けたことがあります。
ですので、この度は五十肩についてブログにまとめております。
もし、五十肩でお悩みの方がおられましたら、このブログがお役に立てると考えています。
ぜひ、最後までご覧ください。
注射をしても腕が痛い…五十肩の症状
五十肩とは肩の関節に痛みを伴う症状です。
また、五十肩は、腕が肩より上にあがらなくなる。腕が後ろに回らなくなる。
といった症状があります。
五十肩は肩の関節を構成している、関節の袋や肩の関節を支えている靭帯、筋肉に炎症がおこり、痛みと動きの制限が起こります。
それによって夜に眠っていても痛みが出る。
肩に動きの制限が起こり、腰や頭に手が回らなくなる。
症状を起こすことになっています。
五十肩になる原因は様々ありますが、基本的には40代〜50代前後になると、体の潤滑油である関節の液体が減少し始める傾向があります。
また、家事や趣味、仕事で同じ動作を何度も繰り返すことにより、肩の関節や周辺の筋肉に無理がかかり、摩耗や炎症を起こしやすくなります。
このように、日々の生活の中で同じ動作を繰り返すことで、徐々に肩の関節や筋肉が疲れ、痛みや動きにくさとして現れるのが五十肩です。
ですが、対処法や早期改善に導く方法はありますのでご安心ください。
五十肩の症状が改善していく経過
突然ですが、五十肩には炎症期、慢性期、回復期という3つの回復する過程があります。
五十肩が発症する最初の時期は、炎症期といいます。
読んで字の如く、肩の関節に炎症が起こっている状態です。
ですので、寝ていても痛い、じっとしていても肩が痛くて動かせない、何をしても痛いという時があります。
炎症期には、痛みがひどくならないように三角巾で手を吊ったり、安静にしたりすることが必要です。
慢性期と回復期は、炎症が軽減し、肩の関節を構成する袋や靭帯、筋肉が硬くなり、肩の関節が動きにくくなる時期です。
夜眠っていても肩が痛くないようであれば、炎症期が終わりを迎える合図です。
慢性期と回復期には、正常な肩の動きを取り戻すために、お風呂でゆっくり温めることをお勧めします。
温めた後に肩のストレッチをしたり、動かせる範囲で肩を回す方法がおすすめです。
ゆっくり痛みのない範囲で肩を動かすことが大切です。
あまりやり過ぎると余計に痛みが出るので、あくまで痛くない範囲で動かすことを心がけてください。
自分で五十肩を治すためのポイント
五十肩は、まるで長く使っていた古い時計の中の歯車が錆びてしまい、正常に動かなくなったような状態です。
普段使っている家庭の古い洗濯機やミキサーのように、内部の歯車が摩耗したり、適切な潤滑油がなくなると、スムーズに動かなくなり、ガタつきが始まります。
肩の関節もこれと同じで、筋肉や靭帯が傷つき、炎症を起こすと、肩が正しく動かなくなります。
痛みと固まりが生じた場合、時計の修理師が歯車に潤滑油を差して動きを改善するように、適切な治療やリハビリテーションを行うことが大切です。
関節や筋肉をゆっくりと動かし、正しい位置に戻すことで、歯車が再びスムーズに動くようになります。しかし、このプロセスには時間がかかり、人によっては数ヶ月から1年近くも続くことがあります。
このように、五十肩は日々使用している家電の歯車が擦り減るようなもので、適切な手入れと時間が必要で、根気強くケアを続けることが重要です。
自分で五十肩を治すストレッチを公開！
五十肩に有効な肩のストレッチを2つ紹介します。
① 1つ目は肩を動かないところまで上げて、壁に手をつけます。
肩の関節はそのままで、その状態から膝を曲げてしゃがみます。
痛みを感じるようであれば、無理をせずに動かせる範囲で何回か
しゃがんだり立ったりを続けてみてください。
そうすると自然に肩を動かせるようになります。
② 2つ目は腕を上がるところまで上げて、手を壁につけます。
この状態から指を手繰り寄せるように上げていきます。
そうすると、肩の関節が自然と開いてきます。
こういった2つのストレッチも有効な方法ですので、ぜひお試しください。
※ ↓ このストレッチ方法を動画でもご紹介していますので、参考にしていただけますと幸いです。（3分 15秒 ～）
どこで五十肩を治せばいいのか？五十肩でお悩みでしたらご相談ください。
五十肩になると、人によっては早く痛みが取れる場合もあります。
早かったら1、2ヵ月ぐらいで痛みが楽になって、肩を上げることができる状態にまで回復する患者さんもいます。
ですが、長引いてしまうと3ヵ月〜半年。
残念なことに、もっと長くなると1年ぐらい肩が痛くて上がらない、動かないという症状が続く患者さんもいらっしゃいます。
当院で五十肩を改善された患者さんの声を紹介させていただきます。この度の患者さんの回復過程（例）が五十肩でお悩みの方の励みになれば嬉しく思います。
五十肩が改善した患者さんの例
当院に五十肩で来院された、Yさんという患者さんの回復過程を紹介させていただきます。Yさんは最初、肩の関節に違和感があったそうです。
その違和感を放置していたら、だんだん痛みが強くなってきて、痛みを我慢して生活していると肩が動かなくなってしまったとのこと。
腕を上げようとしても上がらない、後ろに腕を回せない。
そんな症状に8ヵ月間悩まされ、藁をも縋る気持ちで当院へ来院なさったのでした。
Yさんの状態を確認すると、肩関節の動きが悪くなっていました。
肩関節を包んでいる筋肉、靭帯が硬くなり、それに伴って体も歪んでいたのです。
ですので、整体や鍼灸治療を併用しながら、月に2回ほど治療をさせていただきました。
そして、自宅ではこの度のブログで紹介しているストレッチにご協力いただいたのです。
ストレッチはお風呂上がりに毎日3分の時間をお取りいただき、取り組んでいただきました。
Yさんの努力もあり、初診から2ヵ月経つと90度ぐらいしか上がらなかった腕が、120度ぐらいまで上がるようになりました。
また、腕も後ろに回るようになってきたのです。３ヶ月後にはYさんは五十肩の制限は改善しました。
このように五十肩は、自宅でのケアと共に整体や鍼灸治療を併用することで早期改善に導くことが可能です。
もし、加古川市周辺で、五十肩でお悩みの方でしたら当院でも治療が可能です。
五十肩でお悩みでしたらお早めにご連絡ください。
